「振り返り」や「反省」を正しい方法で行うと、
自分の成長スピードがとても速くなり、
やりたいことがどんどんと実現できていきます。
反対に「振り返り」や「反省」の方法を間違えてしまうと、
逆効果になってしまうことがあります。
成長スピードの違いは「振り返り」や「反省」の違い
と言っても過言ではありません!
今回はそんな「自分を成長させる振り返りや反省の方法」を解説してきます!
目次
‟反省”って何のためにするの?
「反省なんてしない方がいい」といった話を聞くことがありますが、
それは反省の仕方を間違えているからです。
まずは「反省は何のためにするのか?」
ここから始めたいと思います。
そもそも‟反省”って悪いこと!?
そもそも‟反省”という言葉、どういう印象を持っているでしょうか?
子どもの時などに「反省をしなさい!」と言われるのは、何か悪いことをしたとき。
そのため、
「反省をする=自分の中でダメな部分を見直す」
という印象を持っている人が多いのではないでしょうか?
人間の脳には、
ある言葉や単語に対して、ある感情がくっついてしまうというメカニズムがあります。
どういうことかというと、
過去にその言葉や単語を使ったときに、
何か大きな感情が揺さぶられる出来事があると、
その言葉や単語にその時の感情がくっついてしまいます。
そのため、大人になってからでもその言葉や単語を聞いたり使ったりすると、
その時の感情が自然と蘇ってきてしまうのです!
子どものころに「反省しなさい!」と怒られた記憶があると、
大人になったときも「反省」という言葉を耳にすると、
別に悪いことは何もしていなくても、
「なんか悪いことしたかな」とか「ダメだった部分を見つけないといけないかな」
というような感情が自然と出てきてしまうメカニズムになっているんです。
‟反省”の本当の意味
しかし、この‟反省”というのは本来、
「悪いところを見つける」というよりは「次にどのように成長していくか」という、
いわば『改善ポイントの発掘』をしようというのが、正しい位置づけです。
そのため、自分を成長せる反省や振り返りの仕方のポイントの一つは、
反省や振り返りは「何か悪いところを見つける」
というネガティブ的な要素ではなくて、
「次に成長するための改善ポイントや成長ポイントの発掘」
というようなポジティブな定義に変えることです。
そうすることによって、
私たち人間の脳は「自分の重要だと思ったことだけを見つける」
という仕組みになっているので、
いつも「悪いところを見つけよう」と思って反省するのか、
「自分のさらに成長するポイントを発掘しよう」と反省するのか、
これによって全然見えてくることが変わってくるんです。
自分を成長させる反省や振り返りの方法
自分が成長させる反省や振り返りの方法について最も重要なポイントを
解説していきます!
それは、反省や振り返りをしたときの、
「一番最後の時間に何をしていたのか」
「どういうふうに終わらせるのか」
これがものすごく大事なんです!
反省や振り返りをするときに気をつけるべきこと!
反省や振り返りをするときに、絶対にやっちゃいけないことがあります!
それは、
「ここもダメだった」「あそこもダメだった」「あれもダメだった」と
ダメ出しだけしてで終わる。
これ絶対だめです!
なぜかと言うと、
私たちの記憶というのは、どんどんと上書きされていきます。
ある一つの出来事が起きた時にダメな部分だけ挙げてそれで終わりだと、
「結局自分はダメなんだ・・・」とか
「このことは自分にとって不得意なことなんだ」とか
「私はこれが苦手なことなんだ」というふうに記憶が定着してしまうんです。
最後には必ず『改善ポイント』を見つける!
そのため、自分を成長させるための正しい反省や振り返りの方法というのは、
反省や振り返りの最後にダメだったポイントを見つけるのではなく、
「もっとうまくできるポイントはどこだろう」と改善ポイントを見つけることです。
その結果、反省や振り返りが終わったときは、
「次やったらもっとうまくできちゃうじゃん!」ってなります。
つまり、記憶は一番最後が重要なんです。
反省や振り返りの一番最後が
「もっとうまくできる!」「もっとやりたい!」というふうに、
ワクワクした気持ちで終える。
そうすることで、この出来事に関して
「自分は得意かもしれない」「もっと成長できるかもしれない」となっていき、
苦手意識を持たずに、何度も挑戦し続けることができるようになります。
自分を成長させる脳のメカニズム
結局は反省や振り返りを使って、自分を成長を加速させるためには、
このような脳のメカニズムを知っておく必要があるのです。
この脳のメカニズムをもう少し詳しく説明します!
一番最後の印象だけが脳に残る!
最後の印象、記憶というのは、日常生活でもとても大事です。
例えばデートや誰かと食事をしに行った時。
せっかく食事が美味しかったり、会話が面白かったりしても、
帰り際に良くないことが起きたり、ケンカをしてしまったら、
その前のすごい楽しかった記憶というのは全部なくなって、
一番最後の悪い印象だけが残ります。
こういった経験がある人も多いのではないかと思います。
そのため、振り返りや反省というのは全く同じメカニズムで、
振り返ったときに一番最後はやはり「さらにできるな」「もっとやりたいな」
というところで着地してあげることが重要なんです。
うまくできた記憶を残すと、次もうまくいく!
ここでスポーツに関するとある実験の話をします。
スポーツ選手がプレーでうまくいかなかったときに振り返りで見る映像は、
「自分が失敗した時のもの」と「自分がうまくいっている時のもの」、
あなたはどちらがその後の結果が良かったと思いますか?
実はうまくいかなかったところを改善しようと、
自分のうまくいかなかった映像を何回も見ているとやがてスランプに陥ってしまう、
ということがわかっています。
例えば野球選手であれば、
自分がバッターで打てなかったときの映像を、
「何で打てなかったんだろう?」と悪いところを探すために見続けるのは、
反省や振り返りの方法としてよくありません。
なぜかと言うと、
映像を見る度に「自分は打てない」「自分は打てない」「自分は打てない」と
頭の中に刷り込んでしまい、
その度に「自分は打つことが苦手なんだ」という印象が
どんどんと強化されていってしまうからです。
そのため、効果的な反省や振り返りは
「自分の調子が良い時の映像を何回も見る」というのがとても重要なんです。
反省や振り返りは、悪い部分を探すのではなくて、
さらに上達する、さらにうまくいくポイントを発掘する。
そして、うまくいっているときのものから参考にして、
「さらにこうやっていこう」「ここはこうやっているからうまくいっているんだ」
というようなやり方がとても健全であり、
そして成長スピードを速めることにつながります。
振り返りや反省をうまくすれば、どんどん成長できる!
皆さんはどういう反省や振り返りをやっているでしょうか?
どうしても日本人全体の風潮として‟反省”というのは
「悪いところを探しましょう」という考えが定着しています。
それは裏を返せば、皆がそういうふうに反省や振り返りをやっているということで、
自分だけ違うようなやり方をしていくと、
また人と違った成長の仕方ができるのではないかと思います。
自分を成長させる反省や振り返りの方法を理解していただき、
ぜひご自身の日々の生活やお仕事などで生かしてもらえたらとてもうれしいな、
というふうに思っています。
あなたは、自分が住んでいるまちで本当に「やりたいこと」をできていますか?
↓↓↓やりたいことを実現させる具体的な方法は以下↓↓↓
皆さんは「反省」や「振り返り」を日常どのように行っていますか?