好きな場所で“やりたいこと”を実現させるための方法≪click≫

絶対に行きたい美しいまちなみ!地域の魅力を創り出す、歴史を活かしたまちづくり事例を紹介!

ちゃぼけん

歴史を活かしたまちなみの事例には、どのようなものがあるのでしょうか?

伝統的建造物保存地区を中心とした国内の歴史的まちなみをはじめ、
海外にも世界遺産に指定されたものなど数多くあります。

歴史的まちなみを生かしたまちづくりの事例を紹介していきます!

日本の歴史まちづくりの事例

まずは日本の事例を紹介してきますね!

運河再生によるまちづくり(北海道小樽市)

北海道の小樽運河は港湾都市小樽の歴史を物語る重要な文化財であり、
現在は日本で最も有名な観光地のひとつとなっています。

小樽運河は港町小樽の港湾施設として、
長らく港湾荷役の重要な役割を担ってきました。

戦後になり港の物流が道路交通に取って代わられると、
小樽運河は衰退の一途をたどりました。

しかし、現在では、土木遺産として再生され、
運河とその周辺の織りなす歴史的まちなみ景観は、
観光客を惹きつける観光資源になっています。

小樽運河の現在の姿があるのは、
20年ほどにわたって行われた歴史まちづくりの成果なのです。

日本初の保存地区に指定された城下町(山口県萩市)

江戸時代を通じて250年にわたる長州藩の政治・行政の中心地であった萩
歴史好きと人たちにとっては大変有名な場所です。

萩城下町にある堀内地区と平安古地区は、
1976年に日本初の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、
さらに2015年には「明治日本の産業革命遺産」のひとつとして、
世界文化遺産に登録されました。

萩城下町のまちなみは地域の人たちの手によって、
今もなお丁寧に保存・継承されており、
現地に行くと江戸末期や明治時代のまちの姿を感じることができます。

蔵造りの独特なまちなみが残る小江戸(埼玉県川越市)

1999(平成11)年に指定された川越市の重要伝統的建造物群保存地区の特徴は、
蔵造りの商家を中心とする伝統的なまちなみです。

川越といえば小江戸として知られていますが、
江戸時代のまちなみは、1893(明治26)年の大火災によって廃墟になり、
火災後の商家の復興では、耐火性能のよい蔵造りが好んで採用されました。
そのため、建造物は約8割が蔵造りと土蔵の町家です。

18世紀末の川越の蔵造り町家の姿が今日までよくとどめており、
近年は若者向けの店舗もたくさん出店しており、年中観光客が絶えません。

古いまちなみが保存されながらも、
民間の投資が積極的に行われていることで、地域が活性化されています。

ひとつの建物から始まった保存運動(宮崎県日向市美々津)

瀬戸内海の船運圏の西の端に位置する宮崎県日向市の美々津は、
古くから港として発達してきました。

美々津の歴史的環境保全に向けた動きは1980(昭和55)年に、
廻船問屋の「旧河内屋」の建物が市に寄贈されたことから始まります。

寄贈を受けた市は「旧河内屋」の改修・復元工事を実施し、
「日向市歴史民俗資料館」として開館しました。
同時にまちなみ保存運動が展開されました。

美々津が重要伝統建築物群保存地区に指定されたのは1986(昭和61)年で、
地区内には95棟の伝統的建造物、土塀、石垣、樹木帯などを含む40件の環境物件があり
周辺の自然環境とともに歴史的な港町として価値が高いと評価されました。

海外の歴史まちづくりの事例

続いて海外の事例を見てきましょう!

市民全員でつくる世界遺産の都市・エディンバラ(イギリス)

人口48万人のスコットランドの首都エディンバラは、
まちなみそのものが世界文化遺産に指定されています。

エディンバラは都市計画の先駆者のパトリック・ケデスが歴史的市街地において、
保存的な改造を試みた都市でもあります。

2017年10月にエディンバラ市が発行した
まちづくりの計画書「エディンバラデザインガイダンス-未来を築く」では、
ゲデスの思想に触れながら計画書発行の目的を
「世界遺産の都市であるエディンバラのまちづくりでは、
遺産を尊重してまちづくりを進めることが重要で、
市民全体が未来の世代のために都市の遺産を創造することに参加する機会があり、
このガイダンスは良好な都市の構築のために全員が協力するためのツールとなる」

とあります。

市民の憩いの場となっている世界遺産・リドー運河(カナダ)

リドー運河は、カナダの首都オタワとオンタリオ湖畔のキングストンを、
川や湖を経由して結ぶ全長202kmの運河です。

1832年の開通ですが、現在でも観光用として使われ、
北米で生きた水路として建設当初からの機能を持ち続けている唯一の運河となります。

建設は1826年から開始され、8年の歳月をかけて完成しました。
現在では国指定の史跡かつ歴史と自然の保護区で、
2007年には世界遺産の指定を受けています。

リドー運河はオタワの市街部を流れており、サイクリングロードや花壇が続く散歩道、公園等が整備され、市民の憩いの場となっています。

いまやリドー運河はオタワ市民にとって、なくてはならない場所になっています。

復元されたまちの象徴・ドレスデン聖母教会(ドイツ)

もとのドレスデン聖母教会は1743年に建設され
200年を経たのちに第二次大戦で破壊されました。

1945年2月の英米軍の2日間の爆撃で、
かずかな壁を残して砂岩を材料とする建物はほぼ完全に崩壊したのです。

戦後半世紀近く、負のモニュメントとしてがれきの山のままで放置されてきたが、
残骸は風化が進む一方でした。

これに対して、再建に向けた活動が1990年のドイツ再統一後に始まりました。
地元の音楽家を中心とする教会再建の呼びかけは、
英米を中心とする国際的な支援へと広がりました。

地域の個性をつくる美しいまちなみを大切にしよう!

歴史を活かしたまちづくりを行うことで、
その地域の個性が凝縮していき、その地域らしさが際立ってきます。

それが多くの人々を惹きつける魅力となり、
地域の人々の誇りや愛着に繋がっていくのです。

日本にいても海外においても、
今、画一的な都市開発や地域コミュニティの衰退によって、
まちの個性が少しずつ失われています。

だからこそ、各地域にあるそれぞれのまちなみを大切にし、
またそれらの後世に受け継いでいく取り組みが求めらています。

あなたは、自分が住んでいるまちで本当に「やりたいこと」をできていますか?

↓↓↓やりたいことを実現させる具体的な方法は以下↓↓↓

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です