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どうして「まちづくり」に‟歴史”が必要なのか?魅力的で個性的なまちのつくり方を解説!

ちゃぼけん

どうして「まちづくり」に‟歴史“が必要なのか、
疑問に思ったことはないでしょうか?

日本にはいろんなまちが存在します。

城下町、門前町、武家町、宿場町、港町、農村、漁村などもあれば、
繁華街、密集市街地、ニュータウンなどもあります。

それぞれのまちにはそのまちの歴史があり、
歴史がそのまち‟らしさ”をつくっています。

まちの歴史は、
そこに住んでいる人にとっても、
観光などでそのまちに訪れる人にとっても、とても重要な意味があるんです。

ここでは、まちの歴史の重要性について解説してきます!

「歴史」は‟まちの魅力”を知るために欠かせない!

まちが人々にとって「快適な場所」であるためには、
衛生的であったり、交通の利便性が良い、サービスが充実しているなどの
フィジカルな面とともに、
日々の生活の場で‟歴史”を認識することがとても大切なのです。

過去の様々な出来事が積み重なった歴史的環境の中にあって、
私たちは現在のまちの有り様将来の方向を考えることができるのです。

過去に住んでいた人も、現在住んでいる人も、将来住むであろう人も、
何かしらの理由があってそのまちに暮らしています。
そこには異なった時代背景があるにせよ、
‟その場の環境が気に入った要素”すなわち、「人を惹きつける魅力」
そのまちには何かしらあるわけです。

例えば
「交通の要所なのでどこに行くにも便利」
「自然環境が厳しいが、その分美味しいものが作れる(獲れる)」
「坂が少なくて生活がしやすい」
「災害が少なく安心して暮らすことができる」

など・・・

地理的条件、自然環境、気候、宗教、大きな出来事・・・
あやゆる側面が重なり合って、そのまちの歴史はつくられています。

そのまちの魅力を知るためには、まちの歴史が欠かせないのです。

そして、過去の人たちの営みの上に、
今のまちの姿があり自分たちの暮らしがある、
そしてその私たちの暮らしが未来のまちの人たちの生活の一部になっている、
そうしてまちは少しづつ形作られています。

観光地などで日本らしい風景を見ると、
何かホッとしたり、日本人であることを誇りに思ったりします。
しかし、それは‟日本“だけでなく、
その地域ごとに‟○○らしさ”があるのです。

その‟○○らしさ”をつくっているのが、まさに「歴史」なのです。

しかし今、日本のまちはどこに行っても同じような風景が広がっており、
各々のまちは個性を失いつつあります。

まちの歴史によって、
そのまちに住む人がそのまちに誇りや愛着を持つことができ、
そのまちに訪れる人がそのまちを楽しんだり好きになったりすることができるのです。

だからこそ、まちの歴史を大切にしていく必要があります。

次々に失われるまちの歴史と個性

では、いったいなぜ、
日本のまちは同じような風景が広がり、個性を失っているのでしょうか?

その理由は主に2つあります。

画一的な都市開発

20世紀後半以後、
全国の都市はこれ以前からの市町村域の周辺部に拡張することで発展してきました。

都市部では農村部から大量に流入する人口が、
郊外に広がったニュータウンに居住し、高度経済成長を支えてきました。

急増する都市人口に対し、
住居や水道、電気、道路、公園、通勤、通学の足となる公共交通などの
生活インフラの対する需要は増加を続け、
これらの量的拡大に応えることが都市整備の主要な役割でした。

増加する人口で都市は賑わい、経済や都市活動は活性化しましたが、
全国規模の情報の共有化、
開発行為に対してとられた全国一律の開発許可や規制、開発事業の手法によって、
一定の秩序は維持しつつも
都市の周辺には全国に似通った風景の広がる地域が出現しました。

地域コミュニティ衰退

また、都市の郊外化の進展と同時に起こった都心の空洞化は、
近隣住民で構成する古くからのコミュニティを衰退させ、
人口の高齢化と相まって人々の交流に支えられてきた
歴史的遺産、祭礼行事や風習などの都市文化の維持・継承を困難にしています。

失われた歴史は簡単に取り戻せない!

都市の開発によって、個性が失われていったまちの歴史は、
簡単に取り戻すことはできません。

歴史的建造物は一度破壊してしまうと、
当時の特殊な技術を有している人でないと復元することは不可能であり、
たとえ復元できたとしても莫大な予算がかかってしまうことが少なくありません。

長い年月の間そこにあったものは、
まちの多くの人の目に触れ、愛されてきました。
それを一時の考えて無くしてしまうことはとてももったいないことです。

だからこそ、まちの歴史は法律でしっかりと守られる必要があるのです。

今、世界の都市で‟歴史まちづくり”が必要とされている!

1998年に採択された新アテネ憲章は、
「次世代の人々の文化的、社会的なニーズに応える都市活動の新しいパターンを創り出すこと」を都市計画の目標としてあげています。

この中にも、20世紀のまちづくりではあまり顧みられることのなかった
まちづくりと歴史の関わりについて触れられています。

「20世紀には、都市における歴史的遺産が、
『都市の再開発、道路建設や不動産開発によって破壊されたとの反省に立ち、
都市の遺産資源の保護を図ることが、都市の将来にとって重要である」
としています。

「歴史まちづくり」で大切なこと

まちづくりにおける歴史の扱い方で重要なことは、
人々に快適性をもたらす歴史的環境を保全するために、
残された現状のまちなみ、景観に何をどのように足して将来へ継承するかということです。

「歴史的環境に視点を置いたまちづくり」とも言えます。

過去の歴史からみてその都市の望ましいまちなみはどのようなものであるか、
それに対し現在のまちなみはどのようであるか、
その結果、残された歴史遺産などをどのように活かしつつ手を加えていくべきか、

ということが歴史まちづくりで重要となります。

これは同時にコミュニティの再生と地域の生活文化の再構築にもつながることです。

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