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『NPO』とは?種類、活動内容、資金源の違いを解説!最も大切なのは「ミッション」!

昨今、注目を集めている「NPO」。

言葉はよく知られていますが、
NPOに直接かかわったことのある人は少ないと思います。

「NPO」ってそもそも何をするの?
企業や他の団体と何が違う?
どんな種類があるの?

ちゃぼけん

そんな疑問を持つ人も多いのと思います。

NPOをただ単に「ボランティア団体」と解釈している人がいますが、
それは勘違いです。

今回はそんな「NPO」に関して、詳しく解説していきます!

NPOって何?何の略?

NPOって何なのか?何をする組織なのか?
あなたは知っていますか?

NPOは「Non‐Profit Organization」の略で、
よく「非営利団体」や「非営利活動法人」と言われています。

しかし実は、NPOの定義はさまざまあります。
このことがNPOの理解を難しくしているのです。

まずここで理解していただきたいことは、
多くのNPOで以下の5つのことが共通している、ということです。

NPOに共通する5項目
  • さまざまな非営利活動を行う非政府、民間の組織である。
  • 何らかの「公益」への貢献をミッション(使命)とする。
  • 利益を関係者に分配しない。
  • 自己統治(他組織に支配されず独立した運営)を行っている。
  • 自立的に組織された組織自発性を有する。

要するに、
NPOとは「利潤をあげることを目的としない公益な活動を行う民間組織」
ということができます。

【種類】「NPO」「NPO法人」「NPO団体」の違いとは?

次に、NPOの種類について解説します。

先ほど「NPOの定義はさまざまある」という話をしました。
定義の仕方によって、NPOは主に
「NPO法人」「NPO団体」「広義のNPO」
の3つに分類することができます。

それぞれ順番に解説していきます。

NPO法にもとづく「NPO法人」

「NPO法人」とは、最も狭義な意味での「NPO」です。

これは、
1998年10月に設立した特定非営利活動促進法(NPO法)による
「NPO法人」のことを指し、「行政に認められたNPO」です。

そのため、行政へ申請を行い「NPO法人」として認証される必要があります。

ちなみにNPO法人は一定の要件を満たすと
「認定NPO法人」となり税制優遇を受けられたりもします。

NPO法が成立して以降、NPO法人は急速かつ継続的に増加しています。

内閣府の調査によると、
2024年2月末時点の認証NPO法人は全国で49,987団体、
認定NPO法人は1,285団体存在している、とのことです。

内閣府ホームページ

法人化していない、任意の「NPO団体」

「NPO団体」とは、
法人化していない「市民活動団体やボランティア団体」を含めて
「NPO」という場合であり、いわゆる「任意団体」としてのNPOです。

日本において「NPO」という場合は、
この「任意団体」を指すことが最も多いです。

「広義のNPO」

「NPO法人」と「NPO団体」に加えて、
宗教法人、社会福祉法人、財団法人などの「非営利かつ公益目的の団体」や、
さらに農協、生協、労働組合などの「非営利かつ共益目的の団体」を含めて
「NPO」という場合があります。

欧米ではNPOといった場合は、むしろこの分類が一般的であり、
日本とはNPOの解釈が異なっています。

【活動内容による分類】市民活動型、事業型

さらにNPOは、その活動内容から、
主に「市民活動型NPO」「事業型NPO」の2つのタイプに分類されます。

※現実には、両方の性格を持つNPOも多く存在しています。

ボランティア活動を行う「市民活動型NPO」

一般的にNPOとしてよくイメージされるのは、
この「市民活動型NPO」でしょう。

市民活動型NPOは、
慈善活動や社会サービスの提供などの主な活動内容としています。

資金源は会費や寄付金、助成金などが中心で、
主にボランティアスタッフによる運営形態となっています。

そのため、市民活動型NPOの弱点としてよく指摘されるのが、
「寄付金や助成金が確保できないと活動を継続できなくなってしまう」
ということです。

有償で社会的事業を行う「事業型NPO」

一方、ボランティア活動を行う「市民活動型NPO」とは違い、
有償で社会的事業を行う「事業型NPO」があります。

よく「NPOは儲けてはいけない!」と勘違いしている人も多いですが、
決してそんなことはありません。

会費や寄付金に頼らず、
事業収益を中心に組織運営しているのがこの「事業型NPO」です。

事業型NPOの活動内容は、
社会サービスを提供することにより、まさにこの事業収益を確保することです。

スタッフも基本的に有給で働きます。
そのため、一般的な企業と変わらず、
「事業収益が出ていれば継続的に活動をする」ことができます。

だたし、この事業型NPOを運営するためには、
入念な戦略が必要となります。

NPOに不可欠な「ミッション」とは?

ところで、
NPOが活動する上で、最も大切なことは何でしょうか?

それは「ミッション(使命)」です。

NPOは、「社会やコミュニティをより良くするための活動を行う組織」です。
そして、社会やコミュニティには、
いろんな事情で困っている人々や社会的な課題が数多く存在しています。

そうした課題の多くは、
「市場メカニズム」や「官」の仕事だけでは解決できない場合が多いのです。
その解決には、
誰かが額に汗を流して公益を担うとともに、多くの同士や応援団が必要となります。

NPOには、
そうしたパートナーや応援団の協力、支援を得るためのミッション(使命)が不可欠です。

ここでいうミッションとは、
「使命」や「果たすべき役割」などといった意味で、
簡単に言うと「何のために活動を行うのか?」ということです。

このミッションこそが、NPOにとって最も重要かつ不可欠な概念なのです。

ミッションは、
NPOに集う有志の誰にとっても分かりやすい簡潔なフレーズ
表現されることが大切であり、
例えば、「誰もが当たり前に暮らせる社会の実現を目指す」
といったものになります。

どの組織がそのようなミッションを掲げて活動しているのか、
それがNPOにとってとても大切なことなのです。

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