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まちづくりや地域活性化でイベントをするときの6つの注意点|成功させる方法を実体験をもとに解説!

「地元を盛り上げたい!」
「地域活性化を成功させたい!」
「もっと地域に人を集めたい!」

自分の住んでいるまちや地域をもっと盛り上げるために、
「イベントをやりたい!」と考えている方は多いと思います。

しかし、このようなまちづくりのイベントを開催するにあたっての注意点があります。

この注意点を知っておかないと、
そのイベントは失敗に終わってしまうかもしれません・・・

ちゃぼけん

今回の記事では、
全国50カ所以上、約6,000人と地域活性化の取り組みを実施してきた、「地域再生のプロ」の私ちゃぼけんが実体験をもとに、
まちづくりイベントを行う際の注意点を解説しますよ!

まちづくりや地域活性化のためにイベントを開催したいという方は、
今回の記事を読んでおくことで
イベントが成功する可能性が高くなると思います!

まちづくりイベントをするときの6つの注意点

以下にまちづくりや地域活性化のためのイベントを開催する上での
注意点をまとめました!

注意点① 「イベント=まちづくり」ではない!

まず最初に知っておいていただきたいことは、
あくまでも「イベントはまちづくりや地域活性化の“手段”のひとつ」であって、
「イベントそれ自体が“目的”ではあってはいけない」ということです。

すなわちこのイベントを通して
「地域やまちに人を集めることで何がしたいのか?」
「地域やまちにとって、どのようなメリットがあるのか?」
「地域やまちにどんな変化を起こす必要があるのか?」

をしっかりと考えることがとても重要になってきます。

まちづくりや地域活性化にためにイベントを行うのであれば、
そのイベントで一時的に地域に人が集まるだけではあまり意味がありません

それだけでは「まちづくりイベントが成功した」とはいえないのです。

しかし、イベントを開催することに注力しすぎると、
準備途中でだんだんと視野が狭くなっていってしまい、いつの間にか
「どれだけ多くの人を集められるか?」
「どれだけ盛り上がるか?」
「無事にイベントを開催できるか?」

などのようなことばかりを考えるようになってしまい、
イベントを開催すること自体が目的化してしまいがちになります。

イベントの開催自体が目的化してしまうと、
「自分たちが何のために頑張っているのか」を次第に見失ってしまい
イベントを開催するたびに運営メンバーがだんだん疲弊していき
たった数回イベントを実施されただけでイベントが続かなくなってしまう
という現象がよく起こります。

私はこの現象を「イベント遭難」と呼んでいます!

“遭難”しないように事前にしっかりとした準備が必要なんです!

注意点② イベントの目的を明確化する

またイベントを行っていると「イベント・ハイ」という状態に陥りやすくなります。

「イベント・ハイ」という言葉も私が勝手に名付けたものですが、
「盛り上がった!」「楽しかった!」「みんなでよく頑張った!」というように、
イベントを開催しただけで満足してしまうことを指します。

もちろんイベント自体がうまくいったことを仲間たちとたたえ合うことは重要ですが、
本当に大切なのは
「このイベントで本来の目的がしっかりと達成されているのか?」
「達成されていないのであれば、どの原因はどこにあるのか?」
「次回はどこを改善していくのか?」

それらの検証をしっかりと行うことです。

イベントを開催するには困難がつきもので、
トラブルなく終えたことや想像していた以上に盛り上がった場合は
そのこと自体に満足しがちになります。

しかし、そうならないためにも、
「イベントの参加者の皆さんが次につながるアクションは何なのか?」
「どのような変化がまちや地域に起こったらこのイベントは成功といえるのか?」

など、その目的を事前に明確にしておく必要があるのです。

まちづくりや地域活性化に関するイベントは
「何をやるか」よりも「なぜやるのか」が大切です!

イベントを実施するときの目的は様々あります。

まちづくりイベントを開催する目的の例
  • イベントをきっかけに地域のことを知り、この地域に興味を持ってもらう
  • まだ知られていない地域にある魅力的なお店と新規のお客さんをつなげる
  • 地元の人同士や地域外の人たちとの交流を生み出す
  • 地域コミュニティを活性化させ、団結力を強化させる
  • 地元住民の地域やまちの誇りを高める

イベントの目的によって、
「どのようなイベントをするのか?」
「どんな人をターゲットにするのか?」
「規模や開催場所、日程はどうするのか?」
なども変わってきます。

そのため、イベントの目的の明確化はとても大事なんです!

注意点③ イベントの目的をみんなで共有する

イベントの目的が明確になったなら、
その目的を運営チームのメンバー全体で共有する必要があります。

同じ目的を共有することで、
みんなで一致団結してイベントを開催することができるからです。

また、目的を共有することで、チームメンバーから
「もっとこうしたほうがいい」とか「それなら、○○さんにも声を掛けよう」など
いろいろな提案が出てくることもよくあります。

このようにいろんな人をどんどんと巻き込みながらイベントを開催することは、
まちづくりや地域活性化のためにはとても有効です!

さらにイベントを通してイベントの参加者にも、
このイベントの目的を共有してもらえるような工夫を行う必要があります。

単純に楽しんでもらったり、盛り上がったりするだけではなく、
「このまちや地域を自分たちはどうしていきたいのか?」という
想いや情熱、信念が参加者に伝わることで、
少しづつ共感の輪が次々に広がっていき、
地域のファンや協力者が生まれていきます

イベントを開催するたびに、この共感の輪を広がっていくことで、
イベントの目的が達成されていくことでしょう!

注意点④ イベントを長く続けていける工夫を考える

前述したように、
たった1回だけのイベントでは、まちづくりや地域活性化の効果はあまり出ません

1回きりのイベントで目的が達成されるのであれば問題ないですが、
通常はまちづくりや地域活性化のためには、
イベントをある程度長く続けていく必要があります。

どんなに多くの人が集まって、
イベントが盛大に盛り上がったとしても、
その効果が一過性のものであっては、
地域やまちのためにはならず、それでは全く意味がありません。

そのため、イベントを長く続けられる工夫を考えていく必要があります。

イベントを長く続けるための工夫の例
  • 運営メンバーを育成する
  • 協力者を増やす
  • イベントの参加者を増やす
  • 費用を確保する
  • 収益を上げる方法

何年もイベントを続けていくためには、特に「人」と「お金」が重要です。

成功している地域のイベントでは、このような工夫がうまくされています。

反対に失敗してしまう地域は、
だいたいは「人」か「お金」が不足して、イベントが終わってしまいます。

注意点⑤ イベントでは“お客様”ではなく“仲間”を増やす

イベントでは訪れた方を“お客様”にしてしまいがちですが、
まちづくりや地域活性化のためには、
集まってくれた方を“お客様”にするのではなく“仲間”にする必要があります。

“お客様”になってしまうと
「誰かが何かしてくれるのが当たり前の状態」になってしまいます。

そうではなく、地域を変えていくためには、
一緒にこの地域を盛り上げていく「仲間」にしていく必要があります。

すなわち、
お金を出してくれた方にただ商品やサービスを提供するのではなく、
一緒にまちづくりや地域活性化を行う仲間にしていく工夫が大切です。

イベントの“お客様”を、一緒にまちづくりをする“仲間”にする工夫の例
  • イベントに参加した感想をSNSに投稿してもらう
  • 次回は友達や家族を誘ってきてもらう
  • 運営メンバーに入ってもらう
  • 地域やまちのことについて語り合う

このような工夫を凝らすことで、
イベントをまちづくりや地域活性化につなげていきましょう!

注意点⑥ イベントで“収益”を出すことが大事

イベントを行うには収益を出すこともとても大切です。

実はこのことは、よく見落とされがちですが、
イベントはお金がないと続けることはできません

まちづくりや地域活性化が目的のイベントであるため、
「収益が無くてもいい」
「それよりも地域が盛り上がることが大切」

と考える人も多いですが、
お金がないとイベントを続けるのは大変厳しいです。

運営メンバーもだんだんとモチベーションが下がったり、疲弊したりします。

成功している地域では、
毎回イベントを実施するごとに多くの収益を生み出しています。

イベントをやればやるほどもうかるので、
今では毎週イベントを開催しており、
そのため口コミでどんどんと人が集まってくるため、
その地域はいつも賑わっています。

収益が出ることがわかれば、
運営メンバーや出店者もどんどんと増えていきます。

まちづくりのイベントでは単純に人を集めたり、
地域を盛り上げたりするだけではなく、
収益を出すためのマーケティングをしっかりと行う必要があります。

イベントではまちづくりや地域活性化を成功させる工夫を!

以上のように、
まちづくりや地域活性化のためのイベントを開催するにあたり
注意すべき点を6つ解説しました!

イベントを行うことはまちづくりや地域活性化のためにもとても有効な手段ですが、
うまくまちづくりや地域活性化につながるためには
しっかりとした準備や工夫が必要になります。

今回の内容を参考にしていただきながら、
地域を盛り上げるためのイベントをぜひ実現させてください!

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