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「お散歩」には実は子どもにとってたくさんのよいことがあります!
ここでは「お散歩」が子どもにもたらす効果や、子どもと一緒に「お散歩」するときのちょっとしたコツを紹介します。
- 1~6歳くらいの小さなお子さんがいる方
- 子どもとあまり外出をしない方、子どもの運動不足が気になる方
- これから子どもが生まれてくるご予定の方
- お孫さんと一緒に暮らしている方 など
目次
なぜ『お散歩』が大切なのか?
子どもと一緒に「お散歩」をしていますか?
近年、生活が便利になって子どもたちの体力の低下が指摘されています。
『お散歩』をすることで、簡単に基礎体力をつけることができ、さらに心の健康の維持や、脳機能の発達などにも効果があります。
お出かけするときはベビーカーを使い、保育園の送り迎えは自転車、休日は車でお買い物となると、子どもとゆっくり歩く機会はなかなかないのでは?
賢く元気な子どもに育てるために『お散歩』を始めてみませんか?
『お散歩』で子どもの悪癖を解消できる!?
子どもにこのようなことはありませんか?
- 夜更かしをする、寝つきが悪い、夜泣きがひどい
- 朝起きる時間にムラがある
- よく風邪をひく
- 赤ちゃん返りをする、よく泣く
- 躓いたり、こけたりすることが多い
- 集中力がない、やる気がない
- 攻撃的な行動をとる、癇癪を起しやすい
このようなことがあるなら『お散歩』をすることで解消されるかもしれません!
子どもにとっていいことだらけ!
手軽に始められる『お散歩』について解説していきます!
今の子どもたちは運動する機会が少ない!!
現在の子どもたちは、家や保育園などの施設の中で過ごす時間が多くなっており、屋外で自由に遊べる場所や機会が減少しています。
子どもの「テレビや動画を見る」時間も年々長くなっており、1日2~3時間程度も視聴していることがわかっています。
そのため、子どもの体力低下や、肥満をはじめとした生活習慣病の危険性が指摘されています。
また室内遊びばかりだと、脳への刺激が少なくて、好奇心や探求心を思うように育ってくれません。
そんな子どもの将来や健康を心配する方は多いはず…
『お散歩』は数多くの効果を子どもに与えてくれるだけでなく、『おさんぽ』をよくする子どもは、その後お外で遊ぶ習慣が身に付きやすくなるんですよ!
こんなにもある!『お散歩』の効果!
『お散歩』が子どもに与えてくれる効果には以下のようなものがあります。
- 体力づくり、運動能力の向上
- 心身のリフレッシュ
- 異世代・異年齢の人たちとの交流
- 社会性が身に付く
- 子どもの感性を刺激する
- 新しい発見がある、変化に敏感になる
- 好奇心が育まれる
- 空間認知能力の発達を助ける
- 交通ルールを学ぶことができる
ひとつずつ解説していきますね!
① 体力づくり、運動能力の向上
歩いたり、走ったり、ジャンプしたりすることで、足腰が鍛えられ、子どもの体力や運動能力は育っていきます。
『お散歩』はそれらの動きが楽しみながらできるんです!
『お散歩』には、成長ホルモンの分泌を促す効果があり子どもの発育を助けてくれます。さらに体力がつくことで疲れにくい丈夫な体になります。
また運動能力の向上は、精神面にも大きな影響を与えます。意欲や気力の向上を促し、学習能力の向上にもつながるんです!
② 心身のリフレッシュ
子どもは大人が思っている以上にストレスを感じながら生活をしています。
- 意思疎通がうまく取れない
- 家庭内や兄弟間でのいざこざやケンカ
- 食事時などに親に叱られる
- 刺激の多いテレビや動画の視聴
- 急激な生活環境の変化
- 慣れない保育園等での集団生活…
特にずっと建物の中にいて、体を思う存分動かすことのできない状況が長時間続く場合は、寝つきが悪くなる、食欲が減るなど、体に不調をきたすことがあります。
『お散歩』をすることで、適度に運動ができ、また日光や外気にさらされることで、ストレスが減退されます。
さらには、食欲増進や睡眠の質の向上、寝つきがよくなるなどの効果が期待できるんです!
③ 異世代・異年齢の人たちとの交流
子どもが歩いていると話しかけられることがよくあります。
すると挨拶する機会も増え、社会性が身に付き人とのつながりを意識することができます。
さらに親にとっても地域交流が増え、暮らしやすい環境づくりにつながっていきます。
まちのことをよく知っている地域の人やお店屋さんとの触れ合いは、とても新鮮な発見を子どもたちに与えてくれます。
パン屋さん、お花屋さん、お弁当屋さん、警察官、消防官など、いろんな職業の方に出会えることは、子どもたちの将来にとってもよい影響を与えてくれます!
④ 社会性が育まれる
先ほども述べたように、いろんな方たちの交流することによって社会性が身についていきます。
家の周りを歩きながら、社会の成り立ちやルールを知ることによって、子どもたちは大きく成長していくのです。特に買い物では、私たちの社会がどのように成り立っているのか、その仕組みに触れる大切な機会となります。
品物の名前を覚えたり、品物の数を数えたりすることは、お勉強をするよい機会にもなります。また野菜や果物、魚などの調理前の実物を見ることで、子どもの知識や興味がどんどん増えていきます!
⑤ 子どもの感性を刺激する
『お散歩』をすると様々な自然と触れ合うことができて、豊かな感性が育っていきます。季節の移り変わりを肌で感じることは、子どもにとってはとても大切なことです。
虫や草花、動物など、家にいては出会うことのできないものとたくさん触れ合うことができます。子どもが生き物に出会ったときは、じつにイキイキとした表情となりますよね!
また『お散歩』をしていると、木の葉が擦れ合う音、咲いた花の匂いなど、普段感じることができない音や匂いと出会います。このように、五感が刺激されると脳の神経細胞が活発に働き、脳の発達を促します!
⑥ 新しい発見がある、変化に敏感になる
自由気ままに歩けば新たな発見の連続です!
水たまりをのぞき込んだり、草引きをしてみたり、生き物や草花を観察したり…これらの体験が子どもたちの好奇心や探求心を刺激します。
また四季による変化、商店に並ぶ商品、新しくできたお店など、外を歩いているといろんな変化に気づきます。新しいことを発見したり、変化に気づくことで、子どもは感動を覚え、それが子どもの自信や自己肯定感につながります。
⑦ 好奇心が育まれる
好奇心旺盛な子どもにとって外は最高の遊び場!アリの行列、きれいなお花、色づいた葉っぱ、鳥の鳴き声…『お散歩』には知りたい、触りたいと思うような多くの刺激があります。
またまちの中へ出掛けると、いろいろな「お店屋さん」があり、そこにはそれぞれの個性が現れます。『お散歩』をすることで、いろんな人や物に触れることができ、そのことによって、子どもはどんな小さなことでも興味を示し、強い刺激を受けるのです!
⑧ 空間認知能力の発達を助ける
空間認知能力の高い子どもは、スポーツや勉強で良い結果を出す傾向にあります!
「自分が今どこにいるのか」を考えながら、『お散歩』をすることで、空間認知能力は発達していきます。いろんな場所を歩くことで、その効果はより高いものとなります。
また、路上などにある地図を見ながら、自分のいる場所や次に行く場所を子どもと確認してみましょう!
地図を見て、地形を把握したり、目的地までの距離感や方向が理解できるようになると、『お散歩』がより楽しいものとなるでしょう。
⑨ 交通ルールを学ぶことができる
交通ルールを絵本や言葉で教えるのは限界があります。
子どもには体験して学ばせるのが一番!実際に目で見て感じることで理解が深まります。
小さいころから交通ルールのついて考えることを習慣づけておくことで、いざとなったときに大変役に立ちます。
楽しみながら簡単にできる!上手な『おさんぽ』のコツ
子どもによってたくさんの良いことがある『お散歩』ですが、楽しみながらできることが何よりも大切です。
そのため、楽しみながら『お散歩』ができる簡単なコツを紹介します。
✔お楽しみスポット、お気に入りの場所を見つけよう
例えば、電車が見える道、商店街、お花屋さん、犬のいる家、季節の木の実がなる木など子どもが好きなもの、興味があるものと出会える場所を一緒に見つけましょう!
✔身近な自然に出会おう
小さな公園、近くの川、近所にある庭などには、木や草花などの植物や虫や魚などの動物を見つけることができます!
✔生き物に触れよう
道端の草花を観察したり、虫を触ってみたり…五感を刺激するには、触覚を使うのが大切になってきます。いろんな物を触らせてあげましょう!
✔地域の人たちと出会おう
犬を散歩させている人、植物のお手入れする人、お店で働いている人、まちに出るといろんな人と出会うことができます。「こんにちは」と声をかけて交流することも、子どもにとって大きな楽しい出来事になります!
✔豊富なおさんぽルートを作ろう
住宅街や公園の周りだけでなく、商店や工場がある場所もいろんな音や匂いなどに触れることができて、子どもの感性を刺激されます!
✔親子の会話を大切にする
『お散歩』は、時間はかかるのは覚悟の上で楽しみましょう!
散歩をすれば大人にもリラックス効果もあり、会話を楽しむことで子どもとのコミュニケーションを増やすこともできます!
✔『おさんぽ』の時間を楽しもう!
大人が楽しむことで、子どもがより『お散歩』を楽しめるようになります。影踏みをする、色探しをするなど、遊びながら『お散歩』をしてみましょう!
さあ!子どもと一緒に『まち』へ出かけよう!!
「家」と「保育施設」の往復だけで育つのではなく、日々の生活に『お散歩』を取り入れてみましょう!はじめのうちは20分程度でOK!
子どもが慣れてくれば少しずつ距離を延ばしたり、いろんなルートを探してみましょう!
距離の目安は、子どもの年齢×1kmです。
しかし、『お散歩』をする上で何よりも大切なことは、「簡単」で「楽」であることです。無理のない範囲で続けていきましょう!
小さい頃にしかできない体験や学びはたくさんあります。
健やかに育ってもらうために今一度『お散歩』の重要性を見直してみましょう!
あなたは、自分が住んでいるまちで本当に「やりたいこと」をできていますか?
↓↓↓やりたいことを実現させる具体的な方法は以下↓↓↓