新しいことに挑戦するときは、誰しもが不安な気持ちでいっぱいになります。
そんなときに人から反対されると、
せっかく「これから頑張ろう!」と思っていたのに、
「やる気が一気に失われてしまった・・・」という経験は誰もがあると思います。
何かを行動するときや、自分が一番初めにするとなったときに、
「やめておいた方がいいよ!」とか「大丈夫なの?」とか
言ってくれる人はあなたの周りにもきっと多いことでしょう。
また、これから自分自身を変えようと思っている人は、
「こんなことやったら周りからこんなこと言われるんじゃないかな?」とか
「あの人にこういうふうに思われそう」とか
そんなことを思ってしまうかもしれません。
こういったドリームキラーの人たちとの
「付き合い方、対応の仕方、戦い方」というのは結論から言うとあります。
そして、うまくいっている人たちは、
この「ドリームキラー」との戦い方、付き合い方がとっても上手なんです。
今回は「そんな人たちとどんなふうにお付き合いしていったらいいのか」
という話をします。
目次
ドリームキラーとは?
あなたの夢や挑戦を拒む「ドリームキラー」
「ドリームキラー」という言葉を知っているでしょうか?
ドリームキラーとは、文字通り「夢を殺す人」です。
私たちが何かを始めたり、始めようとしたとき、
つまりは私たちが変化を起こそうとしたときに、
その行動を止めようとする人たちのことなんですね。
ドリームキラーがよく使う言葉は、例えば以下のようなものです。
- 「やめときなよ!」
- 「そんなの無理だよ!」
- 「できるわけないよ!」
- 「絶対ダメ!」
- 「何してんの!」
- 「それ怪しくない?」
- 「大丈夫?」
正直、「何を根拠に言ってるの?」という気がしますが、
ドリームキラーは周りに同じようなことをしている人がいないという理由だけで、
このような言葉をかけてきます。
ドリームキラーは、
せっかく私たちが変化を起こそうとしたり、行動をしようとしているときに、
このような言葉を使って、私たちの足を引っ張っていくわけです。
99%はドリームキラーという真実
実は世の中の99%はこのドリームキラーです。
そのため、あなたが自分の夢や挑戦を誰かに相談した時、
ほとんどの確率で相手から反対されます。
残念ながらこれが現実です!
「何かをやろう」「何かを目指そう」「何かで自分を変えよう」と思って
勇気を持っても行動したときに、相談した人から反対されてしまう、
こんなにショッキングなことはなかなかないと思います。
しかし、まず知っておいてもらいたいことは、
99%の人達は毎日何も考えないで同じことをだた繰り返して過ごしているだけなので、
変化しようとしている人たちが周りに少ない、ということです。
周りに「挑戦しよう」「変化しよう」としている人がいない中で、
自分一人で変化をしようとすると、
周りの人の100人中99人には「もうやめときなよ」と言われてしまう。
そうなると集団心理が働いてしまって、
本当は「挑戦しよう」「変わろう」と思っていたけれど、
こんなに周りから「やめといたほうがいい」とか「おかしいよ」と言われてしまうと、「なんかやめといたほうがいいのかな?」と思ってしまい、
せっかく志して「行動しよう」「変化をしよう」「努力をしよう」としたのに、
それをやめてしまう。
結果、夢に向かって動くのをやめてしまう。
なのでこういった人たちのことを『ドリームキラー』というんですね。
ドリームキラーの見極め方
では、あなたの夢や挑戦、行動に対して注意や否定をしてくる人すべてが
あなたのドリームキラーなのでしょうか?
もしあなたが何かを始めようとしたときに、
「やめといたら?」とか「それではうまくいかないよ」と言われた場合、
その方はドリームキラーである可能性もありますが、
あなたに有益なアドバイスをくれるメンターである可能性もあります。
先ほど「99%はドリームキラーである」という話をしましたが、
ドリームキラーとメンターを見分けることができないと、
たった1%しかいないとても貴重なメンターを失ってしまうかもしれません・・・
夢や挑戦を否定されたからといって、すべてがドリームキラーとは限らないのです!
ドリームキラーを見極める2ステップ
それでは、
この有益なアドバイスをくれるメンターと
ドリームキラーの人を見極め方にはどのような方法があるのでしょうか?
これに関しては、以下の2ステップで見極めていきます。
- 相手が「自分よりも結果を出している」かどうか
- 相手が「自分のなりたい姿」になっているかどうか
相手が2つともに当てはまる場合はその方はあなたのメンターである可能性が高く、
反対に1つでも当てはまらないのであればドリームキラーである可能性が高いです。
ではなぜ、
相手が「自分よりも結果を出していて」かつ
「自分のなりたい姿」である必要があるのでしょうか?
その理由を説明したいと思います。
① 相手が「自分よりも結果を出している」かどうか
相手をドリームキラーかどうかを見極める1つ目の判断基準として
相手が「自分より結果を出している」かどうか、というものがあります。
これはとてもわかりやすい基準だと思います。
ただここで勘違いしてもらいたくないのは、
「自分より結果を出していない人の言うことは軽視してもいい」
というわけではありません。
しかし、あなたの夢や挑戦に対して、
批判的な意見や反対意見があったとしてもあまり気にする必要はありません。
それがたとえ
仲の良い友達や恋人、兄弟姉妹や親などの家族であってもです。
なぜならその人の言うとおりにしたところで、
本当に言ったような結果になるかどうかはわからないからです。
いやむしろそうならない可能性の方が高いと言えるでしょう。
どうなるかわからないことをいくら心配してもしょうがないのです。
その場合はまず自分が思ったとおりに行動してみることが一番!
万が一それでうまくいかなければ軌道修正していけばよいのです。
② 相手が自分の「なりたい姿になっている」かどうか
ドリームキラーかどうかを見極める2つ目の判断基準は
相手が自分の「なりたい姿になっている」かどうかです。
たとえば、Aさんは「起業したい」と思っています。
そこで自分よりも結果を出している会社の先輩のBさんに相談したところ、
Bさんに起業を反対されました。
この場合、Bさんはドリームキラーでしょうか?
Bさんは成績優秀かもしれませんが、起業しているわけではありません。
会社員として働いていて、
会社の看板を背負って営業で結果を出しているにすぎないのです。
そんな人に「お前なんかに起業なんてできるのか?」って言われたら、
これはドリームキラーかもしれません。
なぜなら、起業して成功しているわけではないからです。
これは例えて言うと、
これからケーキ屋さんになろうとしているときに、
ラーメン屋ですごくうまくいっている人が
「そんなのうまくいかないよ」と言っているようなもんです。
ラーメン屋とケーキ屋は全然違うので、
ラーメンの作り方を知っている人がケーキの作り方を知っているわけではないし、
ケーキ好きのお客さんとの付き合い方もわからないわけです。
これはもう「ドリームキラーの可能性が高い」ということです。
先ほどのBさんとは違い、
すでに起業をしていて成功を収めている人であれば、
起業で「うまくいく人」「うまくいかない人」の違いであったり、
「うまくいくタイミング」「うまくいかないタイミング」
というのを知っているかもしれません。
このように起業に詳しい人であれば、うまくいきそうにない人には
「これはやめといたほうがいいよ」と言ってくれるかもしれません。
起業で失敗してしまうと、
後で取り返しのつかないことになってしまう可能性がありますから・・・
ドリームキラーとの付き合い方
では実際に、あなたの周りにドリームキラーがいた場合、
どのような付き合い方をすればよいのでしょうか?
これはもう、以下の2つしか選択肢はありません!
- 会わない、連絡を取らない
- 最低限のつきあいをする
はい、詳しく説明します!
①会わない、連絡を取らない
ドリームキラーとの付き合い方で一番いい方法は、
そういう人とそもそも「付き合わない」ことです。
例えば友達や別の会社の先輩など、
付き合わなくてもいい関係ができるのであれば、
基本的にその人たちと連絡を取らない、会わないというのが最もよいです。
なぜならあなたにとって
「そういった言葉を聞かない環境をいかに作るか」というのが大事だからです。
まあ、一度反対されたからと言って、
その人と会わない、連絡を取らないというのは少し極端ですが、
中にはしつこいドリームキラーの方もいます。
そういう方は極力付き合わないようにしましょう!
②最低限のつきあいをする
ただしドリームキラーの人達が、会社の先輩や同じ部署の人で
どうしても付き合わないといけない場合は、
なかなか連絡を取らない、無視をするというのは難しい話だと思います。
そういった場合は、最低限の関わりしか持たない。
もうこれしかありません。
仕事上で話さないといけないことや、最低限のコミュニケーションだけで、
もう余計なお付き合いはしない。
余計なお付き合いというのは、
今まで会社終わりに食事に行っていたり、呑みに誘われたら行っていたけど、
もうそういうのに行かない。
業務上はもちろんすごいにこやかにコミュニケーションは取るんだけれども、
プライベートでは関りは持たない。
こういうお付き合いの仕方ということです。
なぜドリームキラーは挑戦者の邪魔するのか?
ここで、知っておくととても気持ちが楽になるこ話をします。
それは、
「なぜドリームキラーの人達は、わざわざ私たちの邪魔をしてくれるのか?」
ということです。
変化を拒む心理的ホメオスタシス
あなたの夢や挑戦を否定してくるドリームキラーは
あなたのことが嫌いでそのような言葉を言ってくるのかといえば
実はそうではありません。
もしろあなたのことを本気で心配して
「やめておきなよ!」とか「無理じゃないの?」という言葉をかけてきます。
ではなぜドリームキラーの人たちはそのような言葉をかけてくるのでしょうか?
それは人間の脳の仕組みと関係しています。
私たちの脳が潜在的に最も重要視していること、
それは私たち自身が「死なない」ことです。
「死なない」こととはどういうことかと言うと、
つまり「変化をしないこと」なんです。
今現在、私たち自身が死んでいないのであればそれ以上何かをする必要はなく、
反対に変化をすることはリスクであると、脳は捉えてしまいます。
そのため、人間であれば誰しも「変化すること」に対して、
「嫌だな」とか「恐ろしい」とか「めんどくさい」
というネガティブな感情が自然と出てきてしまい、
現状維持を好むようになります。
この心理作用を「ホメオスタシス(恒常性機能)」と言います。
そのため、何か変化しようとしていること、変わろうとしていることに対して、
全力で止めに行くというのが、
私たちの脳が持っている一番大切にしている機能なんです。
それは自分自身のことだけではなくて、
自分が関わっている人も何か変わろうとしていたり、
何か今までの違う行動をしていると、
「このままで大丈夫?」「ちょっとやめといた方がいいんじゃないの?」
「死んじゃうよー」
というふうに脳が思って、その行動を止めるような発言をしてしまうわけなんです。
これがドリームキラーが
あなたの夢や挑戦に対してネガティブな発言をする基本メカニズムです。
あなた自身が何か行動しようとか、変化しようとか、今まで違う行動をとって、
周りの人がそれに対して何か心配してしまうことを言ってきたら、
今までは「何でそんなこと言ってくるの?」「何で賛成してくれないの?」
と思っていたかもしれません。
ただこれからこう思うようにしましょう。
「あっ!ホメオスタシス(恒常性機能)が働いているんだな!」
「今に留めようとしているだけなんですね」
「オッケーオッケー、ありがとうございます」
というふうに思えんばいいだけです。
ドリームキラーは100%善意で言っている!
ドリームキラーの人達というのは、100%善意で言ってくれているんですね。
なんで100%善意かと言うと、
人は変化すると死んじゃうから、変化しないように止めてくれているわけです。
つまりはあなたのことを心配して言ってくれているんですね。
何もあなたのことを嫌いで言っているだけではありません。
(中には嫉妬や嫌悪感で言ってくる人もたまにいますが、そういう人は完全無視です)
ただそうは言っても
今のこの世の中で何かチャレンジして死ぬなんてことは
もうほとんどの場合あり得ません。
(エベレストの登頂に挑戦するといった場合は別ですが・・・)
そのため、
「この人たちは脳にコントロールされてこういうことを言ってるんだな」
「心配してくれてるんだ」
「100%の善意ありがとう」
という気持ちで受け止めましょう!
実際には相手の方に
「そうですよね」
「そう思いますよね」
「ご忠告、ありがとうございます」
とだけ言っておけばオッケーです。
これが基本的なドリームキラーの人たちとのお付き合いの仕方になります。
【結論】ドリームキラーの言っていることは気にしない!
相手がネガティブな反応をしていたら、
その方がドリームキラーであるかどうかをまず見極めましょう!
そしてドリームキラーだと思ったら付き合いを減らす。
反対に「自分のなりたい姿の人」がアドバイスをしてくれたいるなら、
「どうやったらうまくいくのか」「今何をすべきなのか」というふうに
もっとアドバイスを求めていくというようにやっていくと、
だんだんと自分の思う通りに生きることができるようになります。
やはりいろんなことを周りの人から言われると、
自分の心がブレたり、悩んだりしてしまいますが、
このような付き合い方をしていると、
他人の言葉に惑わされずに
自分のやりたいことを貫き通せるようになります!
あなた自身の周りにはドリームキラーはいるでしょうか?
そういった人たちとの付き合い方をうまくコントロールして
思う通りに生きられる毎日の環境を作ってくださいね。
あなたは、自分が住んでいるまちで本当に「やりたいこと」をできていますか?
↓↓↓やりたいことを実現させる具体的な方法は以下↓↓↓
あなたは何か新しいことに挑戦しようとしたとき、誰かに反対されたらどんな気分になりますか?