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「商店街」って何?どんな種類がある?ショッピングモールとの違いは?

商店街はまちの象徴的な存在であり、「地域の顔」なんて言われたりもします。

ちゃぼけん

どこのまちでも当たり前にある商店街ですが、
あなたは「商店街」についてどのくらいのことを知っていますか?

そもそも「商店街」とは何なのか?
商店街にはどんな種類があるのか?
商店街はどうやってできたのか?
ショッピングモールとの違いは何なのか?

今回はそのような疑問を解決していきます!

今や全国でシャッター商店街が増えてきており、
いろいろな活性化策が実施されていますが、
まずは「商店街」のことについて知っておかないと、
うまくいくものもうまくはいきません。

それでは見ていきましょう!

そもそも「商店街」とは何か?

実は「商店街」を明確に定義したものはありません!

しかし「商店街」として共通している大きな特徴として、
①いろんな種類の店舗が集積していること」と「②組織化されていること」の2つが挙げられます。

商店街は「①店舗を集積」させ、「②組織化されている」ことによって、
効率化を図ることができたと言えます。

①いろんな種類の店舗が集積している

いろんな店舗が集積していることを「商業集積」と言いますが、
商業集積している場所は商店街の他に、
市場、ショッピングセンター、駅ビル、アウトレットモールなどがあります。

「商業集積」には、売り手と買い手の双方にメリットがあるんです。

異なる業種の店が集まることで、
ワンストップショッピングの利便性を提供したり、
同じ業種の店が複数存在することで、
商品や価格の比較を容易にしたりすることができます。

また、消費者は買い物することを目的に訪れているので、
‟ついで買い”をしてもらいやすくなります。

②組織化されている

商店街は、基本的に何らかの組織を形成しています。

例えば、○○商店街振興組合、○○商店会というものです。

この「組織」は「場所」と必ずしも一致しない例も多く、
「場所」としてはひとまとまりに見える商店街の中に、
たとえば通りごとに異なる「組織」がつくられている場合もあります。

商店街は4種類ある!

「商店街」といったらどのようなものをイメージするでしょうか?

中小企業庁による「商店街実態調査報告書」では、
商店街を以下の4つのタイプに分類しています。

  1. 近隣型商店街
  2. 地域型商店街
  3. 広域型商店街
  4. 超広域型商店街

詳しく見ていきましょう!

①近隣型商店街

近隣型商店街は、
最寄り品中心の商店街で、地元主婦などが日用品を徒歩又は自転車などにより買い物を行う商店街」のことを指します。

最寄り品とは?
消費者が頻繁に手軽にほとんど比較しないで購入する物品。主に加工食品や生活雑貨など。買い物頻度が多く、商品単価が低いのが特徴。計画的に購入されることが少ないため、ふらっと立ち寄れるアクセスの良さが重要となる。最近は専門店よりもコンビニやスーパーで購入する人が多い。

住宅街の中にあることが多く、地域住民が買い物しやすい場所に位置していることが多いのが特徴です。

4つのタイプの中で、最も地域の生活に密着した商店街と言えるでしょう!

②地域型商店街

地域型商店街とは、
最寄り品及び買回り品が混在する商店街で、近隣型商店街よりもやや広い範囲であることから、徒歩、自転車、バス等で来街する商店街」のことを指します。

郊外にあるまちの中心地などに位置していることが多いのが特徴です。

近隣型商店街と合わせて、地域のコミュニティ維持のために、重要視されている商店街となります。

買回り品とは?
消費者が2つ以上の店を回って、質やデザイン、価格などを比較検討した上で購入する傾向にある商品。主にファッション関連、家具、家電など。最寄り品に比べると買い物頻度が低く、商品単価が高いのが特徴。インターネットの登場により、ネット上で比較検討する人が増えている。

③広域型商店街

広域型商店街とは、
百貨店、量販店を含む大型店があり、最寄り品よりも買回り品が多い商店街」のことを指します。

中核都市の中心地や、大都市の周辺にあるまちの駅前などに位置していることが多い商店街です。

日常的な買い物を行う場所と言うよりは、
休日に買い物へ出掛けたり、食事をしに行ったりと、
特別な日にお出掛けをしに行く場所家族や友人と遊びに行く場所
というイメージが強いかもしれません。

また、レジャーや観光の目的地として利用する方もいます。

④超広域型商店街

超広域型商店街とは、
「百貨店、量販店を含む大型店があり、有名専門店、高級専門店を中心に構成され、遠距離から来街する商店街」のこと指します。

超広域型商店街の例としては、
東京だと新宿駅前や銀座、大阪だと梅田や心斎橋のようなエリアを指しますので、
利用する側から見ても、そもそも商店街という認識が薄いようなものが含まれています。

この調査では、そもそも何店舗以上あれば「商店街」といえるのか、あるいは、何店舗以上ならどのタイプなのか、といった数による定義は採用されていません。

現実の実態に迫るには、こうした柔軟な定義とタイプ分けが有効であると思います。

一般的な商店街とはどんなの?

令和3年度の実態調査によれば、
一商店街あたりの平均店舗数(空き店舗を含む)は全体で51.2店で、
タイプ別にみると、近隣型が41.3店、地域型が57.0店、広域型が87.8店、超広域型が144.7店となっており、1~19店舗からなる商店街の数も、全体の23.6%に上っています。

また、タイプ別に見た商店街数の構成比は、
近隣型が54.3%、地域型が32.8%、広域型が5.0%、超広域型が1.8%(その他は不明)というように、近隣型と地域型で全体の9割弱を占めています。

ですから、商店街といえば、日々の買い物に利用する場というイメージでとらえておけばよいということになります。

逆に言うと、広域型商店街や超広域型商店街の方が、少しイメージしにくいかもしれませんね。

商店街とショッピングモールの決定的な違いとは?

商店街もショッピングモールやアウトレットモールも、
いろんな業種の店舗が集積している」という意味では同じようなものです。

ではいったい、
商店街とショッピングモールでは何が違うのでしょうか?

商店街は主にまちの中心部にあり、
徒歩や自転車、バスなどの公共機関を利用して
買い物をすることを想定されているため、
周辺に駐車場が少なく、
利用者は近所に住んでいる主婦や高齢者が多い、という特徴があります。

一方、ショッピングモールは、
まちの中心部で大型店舗が出店するのを規制された影響もあり、
主に郊外に立地しており、
そのため自動車を利用する人が多く
利用者は商店街に比べ若い世代の利用が多く
また週末に子連れで買い物に出かける人も多いのが特徴です。

その中でも、
商店街とショッピングモールとの決定的な違いがあります。

それは「組織」についてです。

そもそも商店街は、個々の小売業者が自由な活動を行うなかから、
結果的に特定の「場所」に商店が集まる形で、
いわば自然発生的に形成されるものです。

たしかに、商店街には組合や商店会などの「組織」は結成されますが、
それはあくまでも、
個々の独立した商店が、対等な関係のもとにまとまっているだけで、
商店街組織にはそれほど大きい権限はありません

それぞれの商店についても、
たまたま同じ場所に立地しているというだけで、
業種や規模から、経営の意欲、能力、資源に至るまで、
大きなばらつき
がみられるのが普通です。

つまり、商店街というものは、
「組織」としての活動があまり得意ではなく、
利害の調整が難しい性質
を持っています。

一方、ショッピングモールは、
それぞれは別の店の集まりでも、
全体を管理・運営しているのは、ひとつのデベロッパーです。

そのため、
「どの位置にどのような店舗を持ってくれば最も利益が出るのか」
「新しい店舗を入れる必要があるのか」
「売上が少ない店舗を撤退させるべきか」

など、ショッピングモール全体の利益を考慮したうえで、
調整することが容易にできます。

ショッピングモールでは
頻繁に店舗が入れ替わったり、リニューアルを繰り返したり、
変化に富んでいるのはそのためで、
常にお客さんに飽きさせない工夫をしているのです。

残念ながら、
この「組織」による違いが、
近年の商店街の“大きな弱点”になってしまっているのです。

商店街を再生させるに、
まずは「組織としての漸弱性」を克服する必要があるのです!

あなたは、自分が住んでいるまちで本当に「やりたいこと」をできていますか?

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