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日本のまちはなぜ寂しいの?屋外空間が使われなくなった5つの理由

日本のまちは人がいなくて寂しい・・・

ちゃぼけん

あなたもそう思ったことはありませんか?

特に、地方に行くと、屋外空間ではほとんど人を見かけません
お祭りやイベントのときは賑わっていても、それ以外ではほとんど見かけない・・・

いまや日本の地方都市では、あちこちがこのような状態になっています。

本来は人が集まって賑わうはずのまちの中心地でさえも、ひと気はほとんどなく、
屋外空間で物を販売したり、立ち話をしたり、音楽を演奏したりという風景を見ることはほとんどなくなりました。

どうして日本のまちは屋外空間が使われなくなってしまったのでしょうか?

今回はまちの屋外空間が使われなくなった理由について、解説していきます!

この記事をおススメな方
  • 「最近、地元のまちが寂しくなったなぁ」と感じている方
  • 自分が住んでいるまちを盛り上げたいと考えている方
  • すっかり地元の中心地に出歩かなくなってしまった方
  • たくさんの人と地域のまちを楽しみたい方
  • まちなかに住んでいたり、働いていたりする方 など

まちの屋外空間が使われなくなった理由とは?

一昔前までは人が集まって賑やかだったまちも、
いまや屋外空間で人を見かけることはほとんどなくなりました・・・

鉄道でまちを訪れ、”中心地”と言われる場所にある駅で降りてから、
しばらく出歩いてみると、
遊んでいたり、寛いでいたり、会話を楽しんでいたり、商売をしていたりする人をおろか、すれ違うのは車ばかりで、歩いている人にもなかなか出会うことはない・・・
そんなまちはたくさんあります。

それは「どこに人がいるのだろう?」と不思議に思うほどです!

日本のいたるところで同じような現象が起きています。

どうしてこれほどまでに、まちの屋外空間に人がいなくなってしまったのでしょうか?

主な理由は以下の5つが考えられます。

  1. 活動の屋内化
  2. 外で遊ぶ子どもの減少
  3. 地域コミュニティの弱体化
  4. 公共空間での利用規制強化
  5. 娯楽の郊外化

それぞれ解説していきますね!

①活動の屋内化

以前は屋外に設置されてまちなかを賑やかしていた市も、スパーマーケットやショッピングセンターに取って代わりました。
音楽もホールなどの屋内で演奏されるようになり、井戸端会議でさえも屋内で行われるようになりました。

あらゆる活動が建物内で行られるようになった一番の要因として、
エアコンの登場があげられます。

天候や気温に左右されず、常に同じ状態が保たれる屋内空間が誕生すると、
まちの屋外空間で行われていた活動はほとんど室内に逃げ込むことになりました。

その意味では、「エアコンの登場がまちを寂しくした」といえるでしょう。

②外で遊ぶ子どもの減少

大人はまちの外に出なくなっても、子どもには関係ありません!
お外が少々暑かろうが寒かろうが、公園や広場などで元気に遊び回ります。

しかし、そうは言っても、
そもそもまちなかで子どもの数が激減しているのです!

少子高齢化の影響で日本全体で子どもの数が減少していますが、
その数は地方のまちでは特に顕著です。

そのうえでさらに、外で遊ぶ子どもが減っています。

子どもの外遊びが減少している主な原因は、
子どもに対する惨忍な犯罪行為への警戒
塾に通っているなどの勉強時間増加
テレビゲームなどの屋内遊びの増加
外で一緒に遊ぶ友達の減少
自由にのびのび遊べる屋外空間の減少・・・などなどです。

詳しくは以下の記事で解説しています!

③地域コミュニティの弱体化

屋外空間が寂しくなった理由として、まちの屋外空間を使いこなしていた地域コミュニティの弱体化も原因の一つでしょう。

かつてはまちの屋外空間で様々な活動を展開してきた自治会、町内会、商店街、老人クラブ、子供会などの地域コミュニティが、徐々に力を無くしていきました。

自治会の加入率もどんどんと下がり、子供会に入る人が減り、婦人会や老人会で活動する人も少なくなりました。

こうした人たちがまちなかで行っていた祭りや縁日やイベントなどが少なくなるとともに、まちなかで会って立ち話をするという風景も見られなくなってしまいました。

④公共空間での利用規制の強化

道端の屋台はそのほとんどが取締りによって姿を消しました。

路上ライブやストリートダンスや大道芸などのパフォーマンス行為は規制の対象となりました。

公園には禁止看板が立ち並び、立ち入りを防ぐためのお節介な立て看板やロープが張り巡らされています。

公園や広場、道路などの公共空間では様々な行為が禁止となり
“自由に好きなことをして楽しむ”ことは簡単にできなくなりました。

こうやって、まちの屋外空間には、“楽しめる空間”が無くなってしまったのです。

⑤娯楽の郊外化

いま、巷ではキャンプやグランピングが流行っています。
気軽に自然の中でのびのびと遊べる場所として人気を博しています。

週末は車を走らせ、同僚とゴルフ場へ行ったり、海や川へ釣りに出掛けるというサラリーマンも多いようです。

癒しを感じたり、リフレッシュするために、自然の中に身をおきたいというのは人間の本能によるものですが、
そのために郊外に出掛けるということは、それだけまちなかに“自然の中でのびのび過ごせる場所”が少ないということです。

また、「週末の買い物は郊外にあるショッピングモールへ」という人も多いでしょう。いまや買い物は電車に乗ってまちの中心地に出掛けるのではなく、車に乗って郊外にある大型ショッピングセンターやアウトレットモールに行く人がほとんどになっているのです。

賑やかな屋外空間をつくる方法とは?

ちゃぼけん

まちの屋外でワイワイと楽しく過ごしている人がいると、
それを見ているこちら側も楽しく嬉しい気持ちになりませんか?

楽しんでいる人を見ると、ワクワクして心が躍る気持ちになるのは誰しもが経験するものです。
だからこそ、「人が楽しめる場所」にはたくさんの人が集まるのです!

それでは、
「賑やかな楽しいまちの屋外空間」をつくるためには、どうすればいいのでしょうか?

問題の原因がわかれば、解決策がわかるようになります。
すなわち、屋外空間が使われなくなった原因を解消すればいいことになります!

まちの屋外空間に
「自然を感じれることができ、のびのびと自由に楽しめる場所をつくる」ことと、
「楽しい活動をする人やコミュニティを増やす」ことが重要です。

場所をつくっても利用する人がいなければ、つくる意味がありません!
反対に、使う人がいても場所がなければ、そのまちから誰もいなくなってしまいます。

「場をつくる」いわゆる“ハード”と、
「使う人を増やす」いわゆる“ソフト”
同時に解消する必要があるのです。

屋外空間に人がいなくなった根本的な原因を考えることなく、
闇雲に公園や広場を整備してみたり、
はたまた既存の空間を使うように地域住民に促してみたりしても、
その効果はほとんどないのです!

あなたは、自分が住んでいるまちで本当に「やりたいこと」をできていますか?

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